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おけましておめでとうございます
2025年1月
皆様、あけましておめでとうございます。
本年も、戸田屋正道を変わらずご愛顧賜れますよう心よりお願い申し上げます。
年末年始と、たくさんのお客様にご来店頂き、駐車場や店内の混雑でご迷惑をおかけしたこともあるかと思います。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
今年は乙巳年。努力が安定につながる縁起のいい年だそうです。努力を惜しまず、たくさんの種を蒔いていきたいと思います。
そんな中、年が明けて間もなく、一人のお客様からお電話を頂きました。
代表者様にお話がしたいとおっしゃるお客様です。と、電話を受けたスタッフから電話を代わると、お客様は、開口一番「どうしてもお礼がしたくてお電話差し上げました」とのこと。。
何事かとお話を伺うと、そのお客様は、あまり体が丈夫ではなく、体に合わない添加物などを口にすると、すぐに具合が悪くなったりと、拒絶反応が起きたりすることがよくあるのですが、戸田屋さんのお菓子は、食べて美味しいし、そのようなことが今まで一切起こったことが無く、本当に安心して食べられるお菓子で、とても助かっていますとのこと。そのことを少しでも伝えたく、わざわざお礼の電話をくださったというのです。お客様は、「磯部理念をしっかりと実践していらして、本当に悪いものを使っていないお菓子が食べられることが何よりありがたくて、何というか…体に馴染むんです。」とおっしゃってくださいました。
今まで、特注のお菓子などを作って、喜んで頂き、お礼のお電話やお手紙を頂く事は何度かありましたが、普段の仕事に対してここまでのお礼を言って頂いた事は初めてでした。
これは、先代からずっと、愚直に磯部理念を実践し、ごまかしのない菓子作りを続けて来たことが、実を結んだ結果だと、本当に嬉しくなりました。
このように、当店のお菓子を食べて、感動すら覚えて頂ける方が、一人でも増えてもらえるよう、今後も変わらず、お客様に感謝しながら菓子作りに励んでいきたいと、新年早々、決意を新たにする出来事でした。
お電話を頂いたお客様。本当にありがとうございました。
早速スタッフ全員に報告し、皆さんに喜びを共有しました。
そんな年の初めの出来事。思わずブログに書かせて頂きました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
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戸田屋春筍会主催 和菓子技術講習会を開催致しました
11月6日(水)
戸田屋正道の社員共済組合である「戸田屋春筍会」の主催で和菓子技術講習会を開催致しました。
講師は東大阪市にて「あんドーナツ」をメインに盛業中の菓匠庵白穂の新澤貴之講師。
受講者、協賛企業様、総勢31名の参加者にお集まりいただき、新澤講師の菓子作りはもとより、経営哲学や生産理論など、実に奥の深い内容の講習をして頂き、有意義な学びとなりました。
ご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げると共に、今後もこの様な学びの場を定期的に設け、戸田屋社員のスキルアップ、ひいては山形県内の菓子業界全体の底上げが出来るよう努めて参りたいと思います。
お忙しい中、遠く山形まで出講してくださった新澤講師、協賛企業のみなさま。そして受講して頂いた皆様。本当にありがとうございました。
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令和まんじゅう狂想曲
4月1日、新元号の発表を国民みんなが注視する中、私もそのご多分に洩れずテレビの前に噛り付いていました。
というのも、以前より、新元号発表にちなんだお菓子を作ろうと考えていたため、どんな元号になるかで、その形も変えていかねばならないと思案していたからです。そして、何より、そのようなお菓子を作るからには、みんなが冗談かと思うくらいにスピーディーに(ちょうどエイプリルフールということもあり)作ってみようと企んでいました。おそらく、新元号にちなんだお菓子は、全国の菓子屋さんみんなが考えるであろうこと。どうせなら驚くほどの速さで、先手を取りたいと思っていました。
そして発表された元号が「令和」。とても簡潔な字体であることが幸いし、型紙も簡単に作れそう。早速作成し、まんじゅうに刷り込み、30分後には店頭に並べ、フェイスブック上にアップしました。
最初はみんながあまりの速さに笑ってくれればいいや…くらいで考えていたため、50個ほどを作り並べてみると、来店されたお客様が皆一様に「え!?もう!?」と驚いて、話のタネに買っていこうと言ってくださり、あれよあれよとなくなってしまいました。
すると1時間ほど経った頃、フェイスブックを見ましたと、新聞記者の方が来てくださり、早速取り上げてくれることに。。
その後も、2件3件と取材依頼が入り、当の私が一番驚いて、冗談かと思ったほどでした(笑)
結果、次々に売れていくおまんじゅうの追加に追われ、翌日からは早朝からおまんじゅうの仕込み作業でバタバタした日々が続きました。
以前より、先代から、「拙速一番。下手でもいいから思いついたらすぐに製品化しろ!」という事を常々言われていたので、今回はその教えを実行に移すいいチャンス!と思い、手がけてみましたが、やはり先人の教えは文殊の知恵。現代の情報社会の波も後押しし、思わぬ令和まんじゅうフィーバーが巻き起こりました。
どうせ一時のブーム、すぐに収束するだろうと踏んでおりましたが、まだまだ勢いは止まりそうにありません。
本当にありがたい、ありがたいと楽しみながら今日も早起きしてまんじゅうを仕込んでいます。
代表取締役 社長
戸田健志
三代目としてバトンを受け継ぎ、不易流行の精神で、懐かしくも新しい菓子を提案し、現代の嗜好を創造して参ります。